皆さんこんにちは。株式会社あんしん・サポートの栗山です。
このページでは一般の方に向けて、FPとしての立場から生活に役立つ金融知識を配信していきますので、ぜひ定期的にチェックしていただければ幸いです。
さて、第一回目となるコラムでは「マイホーム購入時の保険見直し」について取り上げます。“保険見直し”という言葉自体はすでに一般化していますが、いつ実行するのが適切なのか? ということはあまり知られていません。社会人になったとき、結婚した時、子供が生まれた時、家を買ったとき等、人生には様々な節目が存在します。そんな人生の節目で見直した方がいいと言われますが、「家を買ったとき」の見直しはマストと言えます。
なぜ、家を買ったときに保険見直しを行った方が良いのか? 詳しく見ていきましょう。
一般的にマイホームを購入する際は住宅ローンを利用することになります。
そして住宅ローンには団体信用生命保険(団信)が付帯しています。団信とは借主に万一があった時に、保険によって残りのローンが清算され、残された家族は返済の負担なく家に住み続けることが出来るというものです。
団信はフラット35を除き基本的には加入必須となり、保険料は金融機関が負担してくれます。言い換えると、住宅ローンで借りることになる数千万円に保険が付いてくるということになります。
これって、もし今死亡保険に加入しているとしたら二重加入になるのではないでしょうか?
上図をご覧いただければわかる通り、マイホームを購入することで必要保障額は下がります。だからこそ、マイホーム購入後は保険の見直しを行った方が良いわけです。
今回の例を元にすると、月々の生活費が25万円の家族です。お父さんに万一があった際でも遺族年金が支給されます。住宅ローンは団信で精算。生活費は遺族年金+奥様の労働収入。お父さんの生前稼いでいた給料にもよりますが、これだけで生活自体は可能という事になります。
ということは生命保険の死亡保障は必要ない…と考えるのは早計で、お子さんたちの教育資金分(大学進学資金)は死亡保障に加入しておく必要があると言えます。
もっとも、どのような学校に行きたいか? 行ってほしいか? によっても必要額は異なってきますので、詳細な必要保障額をお知りになりたい場合はライフプランの作成をするとよいでしょう。
ライフプランの作成は経験のあるFPに依頼するのがベストです。最近では個人の方でも気軽にライフプラン表を作成できるアプリが登場していますが、その際もFPをセカンドオピニオンとして活用するとよいでしょう。
あんしん・サポートではライフプラン表の作成も承っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。